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無芸大食晴れ女オカナツの英国留学備忘録です。(2005.9帰国)
by mugeitaishoku
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無芸大食晴れ女
無芸大食女オカナツが英国の大学院留学中に(2004.7~2005.9)記していた留学備忘録です。

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The Beatles


私がビートルズを聞くようになったのは今から12年ほど前なのでビートルマニアを名乗るにはあまりにおこがましいですが、当時は確か何回目かのビートルズブームで、我々もビートルズ展なるものに足を運んだり、スチュとアストリッドを描いた映画「バックビート」を観に行ったり、自分たちで本を読んだり、カラオケでハモったりして(笑)、にわかビートルズファンになって行ったのでした。

ビートルズの何が我々を惹きつけて止まないか。
もし私がリアルでビートルズを知っている世代だったら、ファンになったのかどうかは果たして分からない。
でも今尚ファンが増え続けているのは、彼らの音楽性もさることながら、物語性だと思うんだなぁ。
リバプールという英国の小さな都市で出会った少年達がバンドを結成して、ビッグバンドになって、その過程で彼らはメンバーを入れ替えてみたり、インドにはまってみたり、英国王室からMBEをもらってみたり、結婚したり離婚したり、マネージャーの奇怪な死を迎えてしまったり、そして最後にもうどうしようもない状況になってポールが訴訟を起こして、ビートルズという世界でも類を見ない人気を誇ったバンドがこの世から無くなってしまうまでの物語は、今でも変わらずにexcitingだ。

前置きが長くなりました。

そんなわけで英国にいる間にどこを差し置いても絶対にリバプールには行かねば、と思っていた私、このブログでも何度かリバプール、リバプールと触れておりましたがこの度ようやくその夢が実現しました。

相変わらず何の準備もせずに行ったのでとりあえず街のTourist Informationに向かう。
「ビートルズゆかりの地マップ」みたいなのがもらえればいいなーと思って行ったらば…

"マジカルミステリーツアー"なるものがあることを発見。
聞けばメンバーの生家やPenny Lane、Strawberry Fieldsを周る2時間半程度のバスツアーらしい。

自分でそういうところを探して行きたい方には不向きかもしれませんが、時間も限られてるし、効率よく周れるので私は迷わず参加。

平日は①11.40-14.00過ぎ ②14.10-16.30の2本があります。
料金は12ポンド弱。

マジカルミステリツアーは、あのロゴ入りのバスで周ります(笑)。
街の人が手を振る手を振る。

Penny Laneは○○だ。
Strawberry Fieldsは○○だなぁ。
(○○には皆様のお好きな言葉を入れてください)とか思いながらツアーは進む。
ガイドのお兄さんの下がり眉がとてもチャーミングだと思いながら、今まで聞いたことのない、訛りのきつい(リバプール訛り?)解説を聞く。

…はっきり言ってお兄さんが言ってることがよく分からん。

そうそう、Penny Laneの右手にある学校は、ブライアン・エプスタインが出た学校だそうです。
何故お兄さんはそのことをPenny Laneを出発してしまってから言うのか。
写真撮りたかったさ。

マジカルミステリーツアーのゴールはキャバーンクラブのあるマシューストリート。
キャバーンでビールなぞ飲みながら、マジカルミステリーツアーで一緒になったNZ出身のお姉ちゃんとしばし歓談。

(帰ってから、日本から持ってきたガイドブックのリバプールのページを読むと…
「ビートルズファンにはたまらないけど、それ以外の人にはお勧めできないマジカルミステリーツアー」
と書いてあって、爆笑。そのとおり。)

その後Albert DockにあるBeatles Story(ミュージアム)へ。
冒頭に書いた、ビートルズを巡るドラマを追う。

…見所満載!!!1時間半いたけど足りませんでした。
キャバーンでまったりビール飲んでる場合じゃなかった。

クオリーメン時代のこと、ハンブルク時代のこと、スチュアート・サトクリフのこと、ピート・ベストのこと、ブライアン・エプスタインのこと、ジョンのキリスト発言、マハリシとヨガのこと、ジョンとヨーコの出会い、12年前に必死になって身につけたビートルズの知識を、丹念に追っていく作業はとても楽しかった。

エプスタインはとてもハンサムで、芸術肌で裕福で、ゲイでこれだけハンサムだったら、ものすごく感受性の鋭い、魅力的な人間だっただろう、と思ったり。
ピート・ベストがどうしてリンゴと交替しなければいけなかったのか、このミュージアムでも真実は明らかにならなかったり。

…展示してある内容は、ビートルズのファンの方だったら結構知ってることばかりかもしれない。
でも写真や映像で見ることは結構インパクトが大きいです。
私はビートルズ解散寸前、最後のライブになってしまったアップルの屋上で行われたセッションの写真にひどく惹かれました。
何を思って彼らは弾いていたんだろう。歌っていたんだろう。

ああーあと30分時間があればなぁ、もう少しゆっくり見られたのだけど。

最後に、リバプールという都市について。
リバプールは港湾都市なので、港湾労働者が多くて、あまり豊かではなくて、どちらかと言えば気性が荒くて…とかマイナスのイメージを持つことばかりを聞かされていました。
日本で私に英語を教えてくれていた英国人の先生も、「リバプールなんか誰が行きたいと思うの?」みたいな言い方をしていたので、観光都市ではないのかもしれない。

ですが、行ってみたら駅はきれいだし、街もそんな廃れた感じではなかったし、Dockのある川沿いはきれいに整備されていて、私の聞かされていた一方的なネガティブなイメージは払拭されました。

百聞は一見に如かず。

by mugeitaishoku | 2005-08-13 06:01 | concert/musik
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