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無芸大食晴れ女オカナツの英国留学備忘録です。(2005.9帰国)
by mugeitaishoku
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無芸大食晴れ女
無芸大食女オカナツが英国の大学院留学中に(2004.7~2005.9)記していた留学備忘録です。

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怒涛の更新第2弾:フレンチくん編


年末の日記にたびたび登場したフレンチくんからディナーのお誘いをいただいて、昨晩お邪魔してまいりました。
彼はソルボンヌ大卒の才媛ガールフレンドと一緒に住んでいると言っていたので、彼女にお目にかかれることも楽しみにしてました。
勝手にソフィー・マルソーとかオドレイ・トトゥみたいな華奢でお人形さんみたいな女の子が現れるもんだと思ってたら、意外や意外、フレンチくんより背も横幅も一回りくらい大きい、どちらかと言えばゲルマンな彼女が現れてちょっとびっくり。(と言うかフレンチくんが華奢なだけなんですが)

お呼ばれして手ぶらで行くのもな~と思ったので、色々考えた末肉じゃがを作って持って行きました。
麻婆豆腐に逃げようかとも思ったのですが、
1.和食じゃない
2.肉じゃがはこちらで手に入る食材で作れるが、麻婆豆腐は母上からの救援物資に頼って作るため(すみません、豆板醤から作ってるんじゃないんです…)貴重な食材が減る
という非常にクリティカルな理由(どこが)により、肉じゃがを採用。

宗教上の理由等で牛肉が食べられないといけないな、とか(これは、フレンチくんが作ってくれたディナーにビーフもポークもチキンも登場していたので杞憂に終わる)、私自身こちらの国の牛肉が好きではないこともあって、鶏肉で作ろう、とか、おかずが甘いのを嫌がる人もいる、というのを聞いたことがあったのでみりんとお砂糖は気持ち少なめにしよう、とか、色々考えちゃった…。

フレンチくんはUnderを卒業したあとに(なぜか)インディアンレストランで働いていたとのことで、本日のメインディッシュはインディアンフード。
さらにデザートはパティシェソルボンヌちゃんの作るクレーム(と彼らは呼んでいたがプリンですな)、ココナッツケーキ、ブラウニー、チョコレートムース。
私の肉じゃがが貧相に映るほど(いや、実際貧相なんだろう)それはそれは豪華な食卓でございました。
怒涛の更新第2弾:フレンチくん編_a0016617_17413098.jpg
(手前のタッパーに入っているのが肉じゃが…)
でもソルボンヌちゃんはとても優しくて、私の肉じゃがのこと「これおいしいねー。このあともう何も食べたくないと思うくらいおいしい」とまで言ってくれたんですよ、感激、メルシー、トレビアン。

しかし彼らは私の憧れる欧州人のライフスタイルを地で行ってますな。
1.フレンチくんが(男性が)とても甲斐甲斐しい
2.色々手作り
1については、フレンチくんが一番キッチンに近い席に座り、「オカナツ、そのフライドライスは冷めてない?」と言ってはマイクロウェーブで温めてくれたり、「ソルボンヌ、次何食べたい?」と聞いては取り分けてくれたり、まあいいからあんたも落ち着いて座って食べんさい、という感じ。
日本じゃ考えられん!こんな人をだんなさんにしたい!

2ですが、彼らは、パンも自分たちで焼くんですって。クロワッサンにもチャレンジしたことあると言ってました。
クロワッサンは昔よく母上が焼いてましたがかなりめんどくさいと言っていたので、「結構手間がかかるんでしょう」と聞いたら、ソルボンヌちゃんが「うん。フレンチがトライしたけど結構大変だったみたい」と言ってました。
その他、「今日はTESCOで買って来たピタだけど、いつもは自分たちで焼くんだよ。時間はかかるのが難点だけど、その方がおいしいもの」
私がナンが好きだと言えば「じゃあ次はナン焼いてあげるね」
等など、なんと優雅で健康的で充実した生活か。

私自身、「スローライフ」「スローフード」という理念に非常に共感しており、私が料理を始めた理由のひとつでもあったのですが、彼らの生活を見るとまだまだだなぁ、と思う。
お料理が、彼らのようにエンターテインメントの域にまでは行っていないものなぁ。

まあそれで豪華な食事を済ませたあと、Lost in Translationを一緒に見たので、フレンチ邸をおいとましたのがもう日付も変わろうかという頃。
Friday nightだしいいか、とならない理由があって、実はこの土日はフレンチくんバイトなんだそうです。朝8時には家を出なければならないらしい。
いえ、あなた休みなさいよ、働きすぎですよ。
それにしても、勉強に、お料理に、バイトに、こんなにまめまめしく動くフランス人がいるとは。
帰りは私をフラットまで送ってくれまして、さらにジェントルでもある…
ソルボンヌちゃん、あなたは幸せものだよー、こんなに素敵な彼氏がいて…。うらやますぃ~っす。(←かなり本気でうらやましがってます)
ずっと仲良しでいてね。そしてナンを焼いたらまた私を招待してね。(ってナンが食べたいだけじゃないのか…)

ちなみに、ブラウニーとココナッツケーキをソルボンヌちゃんがたくさんお土産に持たせてくれました。
1人じゃ食べきれないくらいのボリュームなので、食べたい人はオカナツフラットに集合です(こればっかり)。
怒涛の更新第2弾:フレンチくん編_a0016617_17414232.jpg

肉じゃがとフライドライスの間にあるのがプリン、後列左からココナッツケーキ、チョコレートムース、ブラウニーです。

そうだ、フランスに行ったときに疑問だったのが、デザートが終わってからコーヒーが出てくること。
しかもフランスのコーヒーってエスプレッソのような濃縮されたこゆーいやつなので、ぜひあまーいデザートと一緒に出して欲しいとデザートのたびに思っていたのですが、いつも私がデザート食べ終わるのを見計らってから出してくれる。
何でか聞いてみたところ、「うーん、Just for digestion?(消化のため?)」みたいな感じであんまり納得のいく答えではではなかったのですが(笑)、とにかく彼らは英国のコーヒーは嫌いだと言っていた。
カップがやたらでかい、色付きの水だって。
スターバックスは"not bad."だとフレンチくんは言ってましたが、なんとソルボンヌちゃんはスタバに行ったこともないらしい。
コーヒーショップなんだ、あれ?みたいな感じ。おいおい、スターバックス"コーヒー"って書いてあるやん、しかも匂うし。
かっこええー、全然アメリカのものに興味を示さないその姿勢。
私もコカコーラは買ったことないのちょっと自慢だけど、スタバには行ったことあるもんな…。

by mugeitaishoku | 2005-01-23 10:07 | food
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