無芸大食晴れ女オカナツの英国留学備忘録です。(2005.9帰国)
by mugeitaishoku
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無芸大食晴れ女
無芸大食女オカナツが英国の大学院留学中に(2004.7~2005.9)記していた留学備忘録です。

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本日天気晴朗なれども波高し


皇国の興廃此の一戦に在り。

ある私の知り合いが秋山真之のファンだと言っていて、その人に強く勧められたので日本を発つ直前「坂の上の雲」を読んでいました。
超大作でかなりの時間を費やしましたが、非常におもしろく、男の人が真之のファンになるのも分かるなぁ、という感じでした。

日露戦争における日本海海戦から今年でちょうど100年。
あの本を読んで、日本は勝ったのではなく、負けなかったのだ、負けないようにありとあらゆる知恵をめぐらせ、金を遣い、人材を派遣し、苦労の末の成果だったのだと分かりました。
特に二百三高地では屍の山を累々と築き上げる凄惨な戦いが展開され、日本の損失たるやおびただしいものであっただろうと想像します。

さて、日本が負けずに済んだ大きな理由のひとつに日英同盟があります。
反ロシア(正確には英国は反フランスで、フランスとロシアが組んでいたので、敵の敵は味方と言うところでしょうか)ということで利害が一致した、ということはあるにせよ、開国してたかだか40年弱の極東の小さな国と、当時は最も進んだ国のひとつであった英国が同盟を組むなんて青天の霹靂だったようです。
バルト海を出発したロジェストウェンスキー率いるバルチック艦隊が行く先々で英国の妨害により寄港を断られるシーンは、「英国さまさまー」と思いながら読んでおったわけです。

さて現在私は100年前に日本を救ってくれた(?)英国におります。
100年前がどうだったかは知りませんが、現在の日本の人口は英国の1.5倍程度、私が現在通っているビジネススクールでも日本の企業について触れることは全然珍しくありません。
もちろん、日本の企業が全て優れているから取り上げられている、とは必ずしも言えないとは思いますが、少なくともたくさんの留学生が来る学校で、しかも日本人の学生は少ないのにもかかわらず、研究の題材になっていること、それだけ影響力のある存在になっていることは素直にすごいことだと思っています。
100年前にはそれだけの差があったのに、しかもその後日本は第2次世界大戦で壊滅的にやられているのに。

別の機会に、佐々淳行氏が元上官の後藤田さんのことを書いた「わが上司後藤田正晴 決断するペシミスト」という本を読んだことがあります。
彼が警察庁で後藤田さんの部下として働いていた頃はあさま山荘事件に代表されるように戦後急成長を遂げた日本の社会において、冷戦の影響もあったのだと思いますが、思想の違いによるテロや事件が相次いだ頃だったようです。
ハイジャックも頻発し、ダッカ事件で超法規的措置によって人命を救助したときには「日本はテロまで輸出するのか」と強烈に皮肉られた、というのも読みました(この本でだったかどうかは失念しました、すみません)。

たかだか30年前は、これほどまで政情不安だった国なのに、今はどこに行くにもほぼビザ無しです。
ビザなん無くて当然だと思っていましたが、こちらに来て、日本という国は信頼されているからビザが要らないんだろう、ということがよく分かりました。

さて、長々書いてまいりましたが、何が言いたいかと言うと、
1.100年前には列強に入るためにしゃにむに頑張っていた、極東の後進国であった日本、英国とは天と地ほどの開きがあった日本
2.30年前にはまだテロが頻発していた日本
が、さらに第二次世界大戦でこっぴどくやられたという要素さえもあるにもかかわらず、現在英国以上の経済力を持って、世界中ビザ無しで飛びまわれるのは、我々の先輩方が日本の信用力回復のために並々ならぬ努力をされたからだろう、と感じたわけです。
我々がここで勉強できていること、その他現在当然の権利として享受していることは、実は当然ではなく先達の努力あってこそなのだろう、と。

なんかテスト期間で現実逃避なんですが、そういえば日本を発つ前にそんな本も読んだな、と思い出しているうちに、色々考えをめぐらせてしまいました…
長くなってすみません。
ようは本が読みたいだけなんですー。司馬遼の本はまだ著作権切れてないし…
(歴史については、記憶をたどって書いているので間違っているかもしれません…すみません)

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by mugeitaishoku | 2005-01-16 08:11 | books
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